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今更気づいたこと

私たちの仕事の何割かを「原稿の催促」という作業に時間を費やしています。この「原稿」というものは、ほぼ「写真と文字」です。この役者というか、材料が揃わないとデザインをしててもピンと来ません。食材が揃わないとお母さんが料理ができないように、私たちデザインの仕事をしている人間にとっては「仕事ができない」状態になってしまいます。

 

幸い、自分は昔から写真を撮るのが好きなので、カメラマンの機材には到底及びませんが、なんとかなる程度の写真を撮ることができます。以前は写真が届くのを待ってたのですが、納期も遅れるし待ったあげくプリントだったり・・・だったら自分で撮った方が早いということで、数年前からお客様の会社や工場へ行って、自分で撮り始めました。
やってみるとまさに目から鱗。どうしてこれまで撮ってこなかったのか、自分でも悔やまれます。それはカメラを通して仕事がよく見えるからです。
よく見えるというのは、その仕事に対して理解度が深くなるということです。当然文章にもしやすくなったり、お客様からもらった原稿を直すのにも役立ちます。
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例えば製造業のお客様だとすると、昔の写真や施工例などについては「写真が無い」なんて事が往々にしてあります。その会社を端的に説明するには作ったものを見せるのが早いのですが、無いものはどうしてってない。となると「今後は写真を撮ってください」と残念ながらお願いするしかないのです。
嘆いてばかりもいられないので、なにか代わりのものを探す・・・と、今度はそれらを「作っている人」にスポットを当てます。写真を撮るというと照れたりする方もいらっしゃいますが、いい仕事をしている姿は誰しも格好いいのです。デザインの素材としても使いやすくなりますし、なにより見ている人に仕事が伝わります。
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物販の場合は間違いなく売っていれば、お店なり倉庫なり然るべき場所へ行けばあります。ですが、「欲しくなる写真」があるとは限りません。付き合いのあるカメラマンに撮ってもらう事もあるのですが、急いでいたり予算が厳しかったりするとこちらで撮る事になります。ただ食品だけは難しいので本職にお願いしています。
ということで、写真についてはずいぶんと集まるのが早くなりましたし、写真を撮ることを通して得るものが増えました。
ウエダさん